里山、野池でのヘビ(マムシ・ヤマカガシ)対策
夏頃に話題になったこのニュース。
小学生の男の子がヤマカガシに噛まれて一時意識不明と言うことで大事には至らず幸いでしたが実は毒蛇と言うのは結構身近な存在です。
自宅の近所でも何度も見たことがありますし、自転車旅や徒歩でのバックパッキングをしていると生きている個体に死骸、マムシ注意の立て看板、全てがそう珍しい物でもありませんでした。
生まれ育った愛知県西尾市の某地域では公園にもいたるところに写真付きでマムシ注意の貼り紙があります。
(地元の人はそんな場所でも半ズボンやミニスカートで行き来しているのも事実ですが・・・)
山の中を歩いてる時に雨が降ってくれば警戒する物はエサを求めて出て来るイノシシ、そのイノシシが土を掘り返して発生する落石、あとはマムシかヤマカガシです。
里山ハイク、林道散策、野池でのバスフィッシングと普通に生活しているよりも遥かに多くヘビとの接点を持っている以上、自分もいくつか対策は講じています。
ポイズンリムーバー
基本中の基本ですがポイズンリムーバーは携帯。
ドクターヘッセル インセクト ポイズンリムーバー 00050008
- 出版社/メーカー: ドクターヘッセル
- メディア: スポーツ用品
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ヘビだけでなくハチに刺された時も使えるので持ち歩いていて損はないと思います。
このタイプは割とメジャーなのか登山用品店だけでなくスポーツショップのアウトドア用品コーナーや釣具用品店でも見た事があります。
自分も最初はこちらをヒマラヤ(東海地方ローカルのスポーツ用品店)で購入してファーストエイドバッグに入れていたのですが、
会社の階段に蜂が巣をこさえた時に会社に救急箱に入れてしまったので二代目の購入となりました。
次に購入したのがこちら。
最初に使っていた物よりは値段も高くなった分、高機能になってケースもつきました。
ドクターヘッセルのポイズンリムーバーだと吸引中はずっと手でレバーを引いている必要があったのですが、こちらはセットしたらあとは勝手に吸引してくれます。
幸いにもまだ本番で使用する事態に陥った事はなくたまに故障の有無を確認する意味で二の腕を吸っていますが吸引力は十分なはず・・・。
収納ケース内のポケットには患部の剃毛に使用するカミソリと傷口の上部を縛るためのコロンビアのジャケットからひき引き抜いて不要になった細引を入れています。
長靴
ポイズンリムーバーは噛まれてから使う物でまず噛まれないように体を守るアイテムで基本はまずそこまで至らないようにすること…。
噛まれた事がないのでよく知りませんけどヘビの牙は長靴を貫通するほどではないそうです。
相性もあるのでよっぽどチャチな物を選ばなければなんでもいいと思いますが、
自分はワークマンと釣具屋を数軒回ったのち、アウトドアショップでこちらを購入。
コロンビア(Columbia) ラディ 2(RUDDY II)Nocturnal YU3720-591 591 8
- 出版社/メーカー: コロンビア(Columbia)
- メディア: その他
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足首周りのフィット感が丈も膝下まであってデザインも業務用ほどの野暮ったさがなくお気に入りです。
アウトドアだけでなく雨の日の通勤にも使えるので長靴は一足持っていても損はありません。
ゲイター
繰り返しになりますが噛まれた事はないのでよく知りませんがゲイターも有効らしいです。
ものぐさなのでゲイターはあまり使わないのですが一応スポーツデポで買った安物を所有しています。
(モンベル)mont-bell GORE-TEX ライトスパッツ ロング 1129429 SHAD シャドウ L
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ニッカ
これを履いてフィールドに現れると「オイオイマジかよ~」と言うような視線を浴びる事がありますが効果は絶大(なはず
ネイチャージモンもテレビでマムシ対策にズボンはタイトな物よりある程度の空間がある方がいいと言っていました。
その理屈で行けばニッカは最適なアイテムのはずです。
価格も安く耐久性と運動性もバツグン、一部の山屋さんと釣り人から熱い支持を得るワークウェアです。
アシックスの安全靴、ローカットのトレランシューズ、ミドルカットのトレッキングシューズと合わせて使用しています。
忌避剤
これについてはほとんど使用する事がないのですが過去に数回だけ使用した事があります。
市販されている物もあってそちらを購入する事も出来ますが自分は自作しています。
作り方は簡単で用意する物は3つ。
・タバコ
・ペットボトル
・水
これだけです。
ペットボトルに適当にタバコと水を入れてシャカシャカヘイッ!とする事で出来上がる水出しをズボンの裾に振りかけます。
ヘビはタバコの匂いを嫌うらしく今時の若い女性のような可愛らしさも感じます。
これは柘植久慶先生のサバイバルバイブルで得た知識です。
同じく柘植久慶先生の小説三人の外人部隊兵シリーズでは毒蛇の生息するエリアを進むためにホテルの浴室でズボンをまるごとタバコ風呂に漬けるシーンもありました。
そんな事をやられたらホテルもたまったもんじゃありませんね。
しかし化学薬品を使用するのではなく植物由来の天然成分なので自然にも多分優しいです。
まあ、そこまでやった挙句にマムシかシロマダラか分からないヘビに遭遇して思いっきり威嚇をされた事もあるので効果の程は不明ですが。
今回は自分の取っている対策をまとめてみましたが、
やはり一番はそんな場所へは行かない事でしょう。
それでもバカの考える事なので進みたくなる道もあります。
この道を行けばどうなるものか、行ったところで大して何もなくヘビとハチに怯えながら歩くだけ。
それでも備えあれば嬉しいな、おもちゃがたくさん買える。
一つ言えるのは人間が野生動物を怖がるようにあちらも基本的には人間が怖いのです。
もう春もすぐそこまで来ているので今年もお互いにとって不幸な遭遇が少しでも減るように祈るのみ。
本土にいるヘビはもう全種類見た事があるのでもう一生出会わなくてもいいです。